植物が動き人間を襲うようになってから、世界各国は動く植物を「PLANT」と名付け、対抗手段として魔法と呼ばれる力に頼った。
植物に覆われた世界の中、日本は「PLANT」に対して魔法を使うプロ「魔法使い」の仕事を確立させ、これを対抗手段とした。
これはそんな日本での世界と魔法を取り巻く少年少女の青春群像劇。
魔法を使う際に用いる媒介。
使うと発光する。発光する光の色は人によって異なる。
魔法石
先天性の魔法の病気。
症状は過呼吸や眩暈、立ちくらみ、呼吸停止、錯乱、目の焦点が合わないこと、症状のひどい人は廃人、植物状態、心臓停止に陥る。
これらの症状全てが病気にかかった全員に当てはまるのではなくあくまでひとりひとり症状が異なる。
症状の対処法は魔法石に触れていること。
この病気がかかった多くの人は喘息と似た症状を発症していることからゼンソクと名付けられた。
ゼンソク
動物と交った人。
意識して獣になることができる人がいたり、ほんの拍子で獣になる人がいたりする。
魔法に接していれば、獣にならない。
獣の種類は現実に存在する動物から架空の動物まで幅広い。
現在は先天性の病気の一種とされている。
獣交じり
情報や機器、主に魔法機器、道具、珍しい魔法石を扱う職業だ。売るのは全国各地に散らばる魔法使いや魔法使いの支部。各地に散らばる魔法使いの居場所を、支部から買う代わりに自身の持つ魔法使いの居場所や特徴などの情報、PLANTの同行の情報を売る。情報を売るために全国に散らばる魔法使いに会うため、必然的にPLANTに会う可能性もある、危険性の高い仕事。
一昔前までは人気の職だった
交通や流通が栄え始めた現在は商人の数がめっきりと減った。減った原因の一つとして、政府が情報の塊である商人を消して回っているのではないかと、都市伝説がある。
商人